悩みとの向き合い方
悩みとの向き合い方
人間なら誰しも抱えるべき悩みがあるものだが、自分以外の人間から見た悩みなんてものは、その内容の大小に関わらず関係のないことだと一蹴されて終わるだろう。
だが、この悩みは誰でも持っているものであり、考え方を深めれば深めるほどその悩みは薄く軽くなるのではないかということを僕は信じたい。
その上で、僕にも悩みがある。
それは、大学を卒業できるかどうかだ。
都内にある4年制の私立大学に通い、そのうち1年を突発的な海外インターンで国外逃亡を図った結果留年し、その5年目となる大学生活を更にもう1年追加してしまうのではないかという悩みだ。
しかもその理由が自己管理の無さときているからどうしようもない。
ギリギリ卒業できるかどうかという中で勉強をしてきたのだが、最後の最後でしくじってしまった。2科目もテストを受けられなかったのである。
1つ目は期末試験のテスト開始時間を間違えてしまい、受けられなかったのだ。
そして2つ目は試験前日に酒を飲みすぎて寝坊し、試験時間をとっくに過ぎた昼過ぎに起床してしまったのだ。
どちらもしょうもない理由で数日間は自分の情けなさと自制心の無さに絶望してしまった。
悩みの根元は親への申し訳なさである。大学進学のために上京し、学費や家賃、携帯代まで出してもらい、結局大学5年目に突入しても決して悲観的になるわけではなく、さらに続けて大学に通わせてもらっているのが現状だ。
その恩から、大学を無事卒業し、就職してこちらから親を支えられるようになりたいと思っていたのにも関わらず、その結果を出せそうにない自分自信の情けなさにやり場のない悲しみが溢れてきてしまう。
本当に情けない。
そんな絶望的なメンタルの中、できる事は卒業への可能性がどれくらいあるのか、又今できる事は何かないのかという事である。
卒業の可能性としては2月末に実施される再試験を受けた結果、どうかなるかだ。
再試験は4年生への卒業単位が足りない場合の救済措置であり、不合格だった場合3科目まで再受験を行えるというものである。
僕はこの制度にかかっている。
だがしかしこの制度に対して不安要素として危惧していることが1つある。
1つ目は、そもそも再試験を受けなければならない科目そのものが、再試験を行わない可能性があるということだ。こうなれば元も子もなく、卒業は諦めざるを得ない。
この点から察するに、僕の卒業の可能性は低いということが考えられる。
この悩みの結論として、現状成績表の交付を待つしかないというのが現状だ。
もし卒業できなかったらどうしよう、また親に迷惑がかかってしまう、決まった就職先はどうなるのか等、考え出したらキリがない恐怖を克服し、まだ残りわずかにある可能性を諦めたくない。
こんな形で無理やりにでも前向きに過ごすことを決め、悩みを細かく分析して上手に対応していきたい。
そうすることで失敗を繰り返さず、また1つ成長できるのではないかと考えるのだ。